長崎の鐘 その2

老いかけっこ!

「長崎の鐘」永井隆著 8月9日に読み始め15日に読了しました。
1945年8月9日の平和な朝から始まり、原爆直下の被災の様子が綴られています。長崎医科大学の学生、看護士、医師が地獄絵のような爆心地、浦上から立ち上がる姿。多くの被爆者の過酷な体験、原子物理学研究者としての永井博士の所見。治療を通しての長崎の復興と未来、戦争と平和への願い、全てが淡々と語られ、それ故に胸に突き刺さるエッセイです。著者は敬虔なカトリック教徒であるけど、宗教を超えて読んでほしい一冊。もう少し早く読むべき本だったと痛感してます。?いえいえ60年前に読むべき一冊でした。

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