今年の5月末に長崎を訪れました。平和公園を歩いた後に、近くの原爆資料館へ。
深く印象に残ったのは高校生の原爆資料を食い入る様に見つめる姿と、無残に破壊された浦上天主堂の鐘でした。
77年前に上空500メートルで原子爆弾が爆発し、司祭・信者数十名は全員即死、天主堂は破壊されました。『長崎の鐘』昔を知る方は藤山一郎の歌を思い浮かべると思います。
もし知らなくても何かの機会に耳にしたらきっと心に残る名曲ですよね。医師、永井隆博士が書かれたエッセィ『長崎の鐘』が元になっています。
長崎医科大学でも多数の犠牲者がでて、永井先生ご本人も被爆し重傷を負い、奥様を亡くされています。闘病と執筆の日々を思い、もう一度の長崎を心に誓いつつ2022年の暑い夏、永井隆著『長崎の鐘』を開いて原爆の犠牲者の冥福を祈る事とします。
価格:551円 |
電子書籍が多いのですが、文庫を楽天で見つけました。